メガネのかけ具合大丈夫ですか? 2026.6.18

皆さん、こんにちは。

ソシエハシヅメの店長は、「眼鏡制作技能士」の資格を有しています。

眼鏡制作技能士とは、お客様に最適なメガネの提案・販売・アフターケアまでを行う、眼鏡の総合エキスパートのこと。眼鏡業界唯一の国家検定資格です。

試験では、眼と眼鏡に関する知識はもちろん、視力測定やレンズ加工など幅広い技術が求められます。その中でも私が特に苦労したのが、「フィッティング」、つまりメガネの掛け具合を調整する技術でした。

眼鏡店の使命は、メガネを通じて快適な見え方を提供すること。そしてもう一つ大切なのが、「快適な掛け心地」を維持することです。

当店では、メガネやサングラスを店頭に並んでいる状態のままお渡しすることはありません。

人それぞれ顔立ちが違うように、鼻や耳の位置、頭の形も異なります。そのため、お一人おひとりのお顔に合わせてフィッティングを行っています。

調整が合っていないと、

・メガネがずり落ちる
・フレームが傾く
・鼻パッドの跡が残る
・耳が痛くなる

といった不具合が起こりやすくなります。

また、フィッティングは掛け心地だけでなく、見え方にも影響します。

主なチェックポイントは、

・フレームの横幅と顔幅が合っているか
・鼻パッドの当たり方に問題はないか
・眉とフレーム上部のバランスは適切か
・テンプル(ツル)が耳にしっかり掛かっているか
・レンズの光学中心と瞳の位置が合っているか

などです。

まれに購入時の状態でぴったり合う方もいらっしゃいますが、それでも一度はチェックを受けていただくことをおすすめします。

また、メガネは日常生活の中で少しずつ変形することがあります。

掛けたまま寝てしまったり、お子様に触られて広がってしまったり、振り向いた際にドアへぶつけてしまったり。

そんな時は、できるだけ早めにお持ちください。

調整や修正には、「ヤットコ」と呼ばれる専用工具を使います。実はこのヤットコ、修正箇所によって使い分けるのですが、専門メーカーのカタログを見ると全部で108種類もありました。

108といえば、除夜の鐘の数です。

除夜の鐘は、人の心を悩ませる煩悩を払い、新しい年を迎えるために鳴らされます。

一方でヤットコは、見え方をわずらわせたり、掛け心地を悪くしたりする歪みや不具合を整えるための道具です。

そう考えると、ヤットコは眼鏡業界の除夜の鐘なのかもしれません。

クレッシェンドには、海外や県外で購入されたメガネの調整に来られるお客様も多くいらっしゃいます。お持ち込みいただいたメガネを見ると、「なぜこの状態でお渡しされたのだろう」と感じることもあります。

もし今お使いのメガネが、

「なんとなくフィットしない」
「ずり落ちる」
「掛けていて疲れる」

と感じているようでしたら、ぜひ一度お持ちください。

海外で購入されたメガネは調整が難しい場合もありますが、できる限り対応させていただきます。

メガネは、眼鏡制作技能士が在籍するお店で。

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。