東野圭吾さんが、7月23日にお亡くなりになりました。愛読していたので、とてもショックです。
「容疑者Xの献身」では、科学を駆使した緻密な謎解きと、人間の道徳心の葛藤を。「手紙」や「白夜行」では、罪と赦し、犯罪加害者の家族の苦悩や男女の絆を。そして「白鳥とコウモリ」では、事件の解決だけでなく、登場人物たちの心のしがらみまで描いています。
重いテーマを扱いながらも、テンポが良くて読みやすい。そこが東野圭吾さんの作品の魅力だと思います。
個人的には「白夜行」がいちばん好きで、たしか1日で一気に読んだと思います。
一方、「白鳥とコウモリ」は読後感がとても心地よかったのですが、読み終わるまでに一週間かかりました。
読書に充てる時間がないわけではないのに、本が読めなくなってきました。
書店に行くのは好きです。
興味を持った本や話題の本を見つけると、すぐに購入してしまいます。
そして結果は……積読に。
いま、何冊積んであるのでしょうか。
そんな積読の中に、「本を読めなくなったひとたち」という本があります。
全部を読んだわけではありませんが、コスパを重視するあまり、長い文章を読めなくなっている、という話が書かれています。
SNSの影響なのでしょうか?
Xの短い投稿。YouTubeやTikTokのショート動画。
短い時間で情報を得ることに慣れてしまって、長い文章を読むことが苦手になっているのでしょうか。
本当に、そうなのでしょうか。
もしかすると、目の影響かもしれません。
その原因のひとつとして考えられるのが、老眼です。
老眼とは、加齢によって、近くのものにピントを合わせる力が衰えることです。
私たちの目には、見ているものの距離に合わせて、自動的にピントを調節する機能があります。
その役割を担っているのが水晶体です。
水晶体は、カメラのレンズに似た透明な組織。近くや遠くを見るとき、その距離に応じて厚みを変化させながら、ピントを調節しています。
この調節に関わっているのが毛様体筋です。
加齢によって水晶体の柔軟性が低下するなど、目の調節力が衰えることで、近くのものにピントを合わせにくくなります。
「本が読みにくくなった」
「手元の文字にピントが合いにくい」
「読書をすると目が疲れる」
そんな変化を感じたら、老眼が原因のひとつかもしれません。
ただ、若い方でも「本が読めなくなった」「集中できない」という方がいます。
その場合は、老眼以外の原因も考えられます。
たとえば、乱視です。
乱視は、角膜や水晶体の形状などの影響によって、ものがにじんだり、二重に見えたりすることがあります。
軽度の乱視であれば読書への影響が少ない場合もありますが、強い乱視では適切な矯正が必要になることがあります。
また、両方の目の視線がずれてしまう「斜視」という場合もあります。
大人になってから斜視が起こると、ものが二重に見える「複視」が生じることがあります。
こうした場合は、単純に「本を読むのが苦手になった」ということではなく、目に何らかの原因がある可能性もあります。
メガネのお世話になったことがない方でも、
「これまで感じなかったのに、手元が見づらくなった」
「読書や勉強に集中できなくなった」
「ものが二重に見えることがある」
と感じた場合は、すぐにメガネを作るのではなく、まずは眼科で診てもらうことをおすすめします。
原因が老眼や単純な視力の問題だけとは限らないからです。
東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」ならぬ、
「眼科医での検診」。
まずは眼科で目の状態を確認して、そのあとはメガネのことなら、私たちにお任せください。
ご来店、お待ちしております。