体の機能が加齢とともに衰えるように耳の聴力も衰えます。一般的には40歳を越えた頃から、早い人では30歳代から聴力は低下します。
ただ聴力の場合は、運動や健康管理で回復するといったことはなく、補聴器で補聴をするということになるのです。
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聴力低下は、大変ゆっくり進むので、早期にご自身が気づくことはありません。
テレビの音が大きすぎるなど、家族や周囲の人に指摘されてはじめて意識する方がほとんどです。補聴器は、早期から利用した方が、難聴の抑止にもなるので、聞こえにくいのかなと思ったら、すぐに一度、耳鼻科での検診をおすすめします。
人の話をよく聞き、自分の意見はしっかり主張するアメリカ人の国民性を反映してか、アメリカでは日本より補聴器が市民権を得ています。
会議や人とのコミュニケーションが大切な要職にある方は、ためらわずに早くから利用されています。日本でも俳優やアナウンサーの方などに利用者がいらっしゃいます。
人によって聞こえは千差万別。一人一人の耳の状態を測定し、調整をしてご使用いただくのが補聴器であり、そのために医療機器としても認定されてもいるのです。
ただ音を大きくするだけのタイプは、安価でも使用方法によっては、難聴を進めてしまう危険性もあります。